土葬の会 会報第2号  2010年6月30日 : 土葬の会 会報

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土葬の会 会報第2号  2010年6月30日

2012/02/14

会員の皆様へ
昨年末に会報をお届けしてから半年が経ちましたが皆様いかがおすごしでしょうか。この度は会員になられた方からのご意向により、会への問い合わせや意見を知りたいとのご要望がありました。土葬への思いを自分のみならずほかの方々の思いを知り共有する事は、会としましても、とても良い学びの機会と連帯感を得ることが出来ると思いますので掲載をさせて頂く事にしました。
またこれを機会に会への要望やご意見などをお寄せください。年末の次号に掲載させて頂きます。
4月14日
東京の住吉神社の方が、会のホームページの土葬による神道埋葬祭、神道霊園の記事をご覧になり、話を伺いたいとやって来られました。
御本人は「神道の研究をしており主な研究は神葬祭、神葬墓地でございまして、今までに神葬墓地と呼ばれる墓地の調査を行って参りました。その中でこの度貴会におかれましては土葬の神葬墓地と提携なされている事を貴会ホームページで知りました。現代に於いて大変貴重な且つこれからの神社会に於いても重要な事例でございますので、是非現地を見学させて頂き、お忙しい中とは存じますがお話を賜りたく存じます。」との御丁寧な文面を前もって送って来られたのでした。
当日は昨年12月に神道埋葬をされた喪主である神主の奥様と私と3人でお会いし話が進みました。
神道の儀礼に則った土葬による埋葬祭の様子を種々お尋ねになりながら近年神道に於いても儀礼に則った葬儀が少なくなっておりなおかつ土葬となるとほとんど稀にしか行われていないとおっしゃるので不思議に思い、土葬の会でも神道は土葬である事から全国にある神道霊園は当然土葬をされている所があるものと思って探していましたがなぜか見つける事が出来ませんでした。それで神道霊園の中には土葬による埋葬が出来る所があるのではないですかと尋ねるとそれが出来るのは代々自前の土葬霊園を持っているほんの1部の神社のみであると言われるのです。
それどころか他のすべての神道霊園は火葬を前提としており土葬の出来る霊園はなく、まして神道に於いていまや土葬の選択肢はないとまでおっしゃるのです。
これには私も唖然としてしまいました。せめて神道では土葬が多少なりとも行われているであろうと思っていたのです。仏教に於いてはこれまでの会の活動で事情は知っていましたが、神道に於いては事情を知る事は出来ませんでしたが、現に研究されておられる方の話を聞いて現状が土葬にとって極めて絶望的である事を知らされたのです。
それゆえ山梨県で土葬による神道埋葬祭が行われた事は極めて稀な事例であるという事でその調査のために来られ、また神主の奥様も古式儀礼に則って土葬にしようとして土葬の会を見つけその会が同じ山梨県にあった事を喜ばれるとともに不思議な縁であったことを大変感謝されたのでした。その方も研究の中にこちらの事例を発表して是非とも古式儀礼に則った神道の埋葬及び土葬の墓地を造る事を目的に邁進したいとおっしゃり、会としても心強く感じました。
それにしてもなぜ日本の仏教や神道が土葬をないがしろにし、火葬に無抵抗に進んで来たのか。一方キリスト教やイスラム教は土葬で火葬を忌み嫌うのに日本人の心や魂というべき精神は一体どうなってしまったのかと愕然とするのです。そのような中で土葬の会の希少な存在を大変重要であるとのご指摘を頂くとこのギャップの大きな状態を複雑な心境で受け止めざるを得ませんでした。

4月22日土葬の会の資料を受け取るために尋ねて来られた女性がいます。おじいさんが亡くなるときに土葬にしてほしいと言っていたそうですが。しかし亡くなったときに役所に聞くと土葬は出ませんと言われ、あきらめたそうです。おじいさんは生前、土葬でなければまた生まれて来る事が出来ない、と言っておられたそうです。それでご自身はいまから土葬の出来る所を探しておこうと、土葬の会をインターネットで見つけ尋ねて来られたのでした。

4月22日 長野県の方からお問い合わせがあり土葬の資料の請求を頂きました。その後親御さんから子供が兄弟を土葬にと望んだのですがそれはやはり無理なので、とのお話がありました。

4月25日 長崎県の方からお問い合わせを頂きました。
前略 59歳の男性です。還暦が近くなる昨今、夜ベッドに入る度、死について考えるようになりました。
死は怖くとも、必ずいつかは迎えるものなので、避けることはできません。せめて、生まれ変われることを信じながら旅立ちたいので、火葬だけは絶対に拒否します。徐々に亡骸を土に還す方法を選択したいのです。勿論、代々の墓に葬られる意思もありません。
 全く結婚しておらず、連れ合いも子供もいません。4〜5年先、自
宅を売却し、その資金を元に、土葬可能な自治体を探して自分用の墓
所を購入し、人生を全うしたいと願っています。希望地は?@できるだ
け暖かく、風光明媚な土地?A病院が近く、似たような人たちが入居で
きる条件を揃えた施設がある所です。この様な相談の機会、また意見
交換できる仲間との交流とか、情報の入手方法をご存じの節は教えて
ください。
草々
<この田舎にも、全国どこでも同じように独身男性が多数いまして、何とか結婚の機会を得る事が出来るように、また結婚の形態でなくともお互い助け合って共同生活が出来るような仕組みを構築できないかと思案しています。気心の知れた仲間と田舎暮らしをしながら老後は共同生活の形態でお互い助け合って生活できるならばそれは望ましいのではないかと思っています。私の周りにも、田舎暮らしを望んでやって来る人がいて元気なうちは一人暮らしをしたいが老後が心配、かといって施設にも入りたくないといいます>山野井

5月7日 東京の方から姉が亡くなったので土葬にしたいのですがすぐに出来ますか、とのお問い合わせを妹さんにあたる方から頂きました。ご自分も土葬を希望しており、姉を土葬にしてあげたいとのことでさっそく諸手続きを取ることになりました。しかしお姉さんがキリスト教徒のため生前のご本人、ご親族や牧師の意向として教会墓地に納骨する事になったそうです、そこは土葬なのですかとの問いに、火葬です、とおっしゃるのです。ここでも信仰を持たない妹さんが自然に還る土葬を望み、是非ともお姉さんを土葬にしようと努力なされたのですがそれはかなわなかったと残念がっておられました。しかしこの機会にご自分の土葬用の墓地を申し込まれたのでした。それにしても本来キリスト教は土葬なのですが日本においてはキリスト教も残念なことに土葬へのこだわりはなくなっていると知りました。まことに宗教は人間の都合でこのように変更を余儀なくされており、もはや人々を導く規範は失われていると言えるでしょう。

5月9日東京より30代の男性からお問い合わせを頂きました。
私は土葬にこだわっているわけではないのですが、現代の、火葬して骨壷に遺骨を入れて、コンクリートで固められた墓穴の中に保管する埋葬方法に常々疑問を感じてきました。
どんな埋葬方法であれ、自然界に還すのが妥当だと考えています。そういう意味において、現代日本においては、「土葬」が最も現実的だと思われます。
私はつい最近まで、日本では土葬は違法だと思い込んでおりました。それが一部地域では現在も土葬をしている事を知りました。
ですが、東京に住んでいる私に土葬の実行はかなり骨が折れるだろうと思っておりましたところ、こちらの「土葬の会」を知るにいたり、このような会の存在があることをとても嬉しく思います。
自分自身の死に対して準備しておきたいと考えていますので、入会を希望いたします。
<この度はお問い合わせを頂きありがとうございます。ほとんどの方が土葬を禁止されているか、もうできないと思い込んでおられます。そのような中、会の存在がお役に立てれば幸いです。>山野井
5月22日 埼玉県20代の男性からお問い合わせをいただきました。
自分で自分用の土葬用墓地を買うことは入会&永代使用料など支払いで出来そうだとういうことはわかったのですが、自分亡き後の諸手続きは、家族ないし葬儀社などがやると思うのですが、その際、私の土葬でという意思をきちんと何かで伝達し、土葬への着手へと向かわせるにはどういったプロセスを経るのが良いのでしょうか。
なぜならば私は土葬用の自分の墓を持っているというのに、家族などがそれを知らずまたは知っていながら火葬で簡単に済ましてしまい家系代々の墓に埋葬ということには、なりたくないのでどうしたらいいかアドバイス下さい。
<まだお若いのに今から検討なさる事に感心します。御懸念の件はいまや火葬が当たり前の時代にあって、土葬の選択をするとなるとどなたも突き当たる問題です。それにはご家族がいる場合は土葬への希望をとくに兄弟や従兄弟に表明しておく事が大切です。次に土葬の要望と墓地と会への連絡先など、契約書とともにその旨を遺書として残す事が重要です。しかし亡くなった場合はご親族から葬儀屋と土葬の会へ連絡頂ければ確実ですね。また親族にとって見ればもしあなたが長男ならなおさら1人だけ先祖の墓に入らない事を了承し難いという面もありますので日頃からの意思表明が必要です。それと永代管理料が毎年掛かりますのでそれをご家族が引き継ぎしなければなりませんがもしそれが出来ないとなれば埋葬時に一括で支払う必要性が生じます。また現在土葬の会では家族を含まない1人だけの埋葬についても合同埋葬場を設けることや使用価格や永代管理料などに付いても一括納付の形で検討中ですのでまたご相談ください。>山野井
6月16日 群馬県高崎市国際交流担当の方からご連絡いただきました。
こちらの外国人住民から土葬について問い合わせがありました。
●群馬県内に土葬が可能な用地はありますか?
●どのような費用はかかりますか?
●土葬許可はどの辺の自治体ならでますか?(条例で禁じられているところが多いと聞きました)。
分かる範囲でかまいませんので、もし情報がありましたら教えていただきたいと思います。
<お問い合わせの件ですが、現在は群馬県及び近県での情報はありません。従いまして埋葬の場合は山梨県に搬送するのが良いでしょう。費用はおよそ100万円位です。東京などの1部の地域以外はほとんど土葬禁止ではありません。つまり条例で禁止している所はほとんどありません。役所の担当者でも土葬が出来ないと思っている場合がありますのでご注意願います。しかしほとんどが火葬になったために土葬を受け入れてくれる墓地やお寺がなくなってしまったのです。今後も土葬の出来る墓地やお寺との提携を求めていきますが前途は厳しいです。>山野井






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