土葬の会
〒400-0514
山梨県南巨摩郡富士川町平林2294-4
TEL/FAX 0556-22-8656
http://dosou.jp
info@dosou.jp
7月10日
昔からFIGU-JAPANに関わっていて出版仲間だった友人で、数年前に東京から富士川町に移り住んできていた塚原和俊さんが入会されました。「自分と母親が土葬に関心があり、具体的に考えています。同志の人達と交流できればさらに関心が深まると思います。」とのご意見です。
懇親会では、送迎などのお手伝いをしていただいていたので顔なじみの方もおられると思いますが、今後共よろしくお願いします。
尚、彼はオーディオの製作メーカーを山梨で起業し、地元のテレビ、新聞で紹介されるなど注目を集めており、音質の良さが認められ国内はもとより広く海外からの注文に追われているのです。そのせいで、これまで楽しい田舎暮らしと言っていたのが忙しい田舎暮らしになってしまっています。
オーディオに興味のある方はスパークラーオーディオのホームページを覗いて彼が音楽と設計思想に付いて何を語るのかをご覧ください。
http://sparkler-audio.com/
7月29日
平塚市の女性からホームページにお知らせで載せていたパンフレットの問い合わせがありました。
「パンフレットをお送りくださいますようお願いします。」
7月31日
千葉の女性から「将来、土葬にしたいと考えております。
費用、手順など知りたいのでパンフレットなど送っていただけますか?
よろしくお願いします。」との問い合わせをいただきました。
8月5日
愛知県の女性から問いあわせのお電話をいただきましてパンフレットを送付しました。
このようにパンフレットの請求問い合わせが相次いでいます。これまでは会の紹介資料がなかったのですがパンフレットを作成してからは手軽に送付できるようになりました。
8月7日
同じ町内に移住してきた女性が土葬に興味があるとのことで訪問されお話ししパンフレットをお渡ししました。できないと思っていた土葬ができることに大変驚かれていました。
9月6日
会の提携先の墓地、朱雀の郷が「在留外国人の死に寄り添う」との見出しで朝日新聞に紹介されました。
9月13日
札幌の男性から問い合わせがありました。
「入会金が要りますか?
娘がエンバーミングの仕事をしています。一緒にしているエンバーの方は北海道での一人者です。イスラム&ユダヤの方たちのご要望に応えて土葬の運動を札幌でもしています。分からないことだらけですので色々教えて下さい。」
9月15日
名古屋の方から問い合わせをいただきました。親を土葬にしたいとの考えから一度、会と墓地を訪問したいとおっしゃっていました。
9月16日
大阪の女性から問い合わせがありました。
「私は今17歳なんですが、小学生とかの頃から死んだら焼かれるというのが怖すぎてずっと悩んでいます。
絶対土葬にしたいですが方法がわかりません。
土葬の会はどんな事をするんですか?
会員で集まって話したり直接土葬の事で質問したりできますか??
あと日本で土葬している地域や土葬墓地の名前を教えてください!
本当に突然すみません。返信待っています。よろしくおねがいします!」
9月17日
土葬の会の懇親会が開催されました
台風が迫っている状況でしたが幸いなことに天候に恵まれ皆さん無事に到着しました。
11時半より用意された食事を囲んで話が弾みます。
今回初めて参加されたのは兵庫県からやってきた徳原さん、そして塚原さんのお母さんでこれまでの参加者最高齢で83歳ですがお元気です。
自己紹介で徳原さんはご自分でもなんとか土葬にできないかと地面に穴を掘って自分の土地に土葬できないものかといろいろ調べられたそうで、焼却処分のような火葬に違和感を覚えるとおっしゃっています。
また会員同士の交流も望まれていますので同じ思いの方は会にお知らせください。
三重県からは昨年も参加された加藤さんで、埼玉から移住して土地を取得しアルバイトの傍ら自給自足を目指して自然農を確立したいお考えです。
つまり単なる有機栽培ではなく肥料も農薬も使わない、しかも雑草との共生で必要最低限の除草をして土の地力を保持しながらの栽培です。
それでも収穫できることを実証しようと取り組んでいます。
45歳でまだ独身だそうですが同じような志しの仲間や女性との出会いを望んでいます。
村上さんは懇親会の常連さんで埼玉からクルマでやってきます。運転手の仕事を退職し今ではFXを研究中で、夕べは徹夜でやっていてそのまま懇親会に走ってきたそうです。
塚原さんはこれまでの懇親会にもお手伝いで参加していましたが今回は会員になってお母さんと一緒に参加されました。お母さんがおっしゃるには最近の子供の虐待やいじめ、殺人などは昔の親子三代が一緒に住むことによって親や祖父、祖母の教えを子へと伝えられた家族の絆や人との付き合い方が、核家族になって途絶えてしまい混乱していると指摘し、土に還るという自然な土葬ができるというこの集まりに参加できて感謝しますと話されました。
伊藤さんは参加者の中で最も若くしかも富士川町在住ですから土葬の会の存続に周りから期待されました。山野井涼子さんはこのたびも開催の準備のために先日から買い物、掃除、料理と大忙しでした。またビリーさんの書物から、生まれ変わり、新たな生がありそれが人間の進化にとって大切であり、それゆえ日々の生活の意味があるということを知り、死ぬ不安が無くなり生きる喜びを感じることができたと話されました。このたびも準備のお手伝いで参加されたお隣の杉山和枝さんが原体験に基づく散骨への希望や生まれ変わりもしたくないとの意見ですが、しかし今後どう変るかわからないと話されました。
会合では情報として、土葬の会と提携している茨城県朱雀の郷が朝日新聞に掲載された9月6日付け記事の紹介。
それから「臨床宗教師の登場、医療と宗教の新たな取り組み」で大学などが資格化を進めているそうです。
スピリチュアルな苦痛、終末の死を看取る、死への恐怖、不安から逃れるため、何かにすがりたい、死んだらどうなるのか、1人で死ぬのがいやなどの不安や苦痛を和らげ死へ心の準備をさせることが目的のようです。などについて話し合いました。
しかし会員の皆さんは日頃から死について考えておられますし、また会からの情報で死に臨んでの心の準備がされるでしょうから、臨床宗教師のお世話になる必要性はありませんね。
このような話し合いでの懇親会でまた来年の再会を望んで散開しました。
また、この日の朝日新聞では「生まれ変わりを信じますか?」との題でアンケート調査が掲載されていました。
この結果では生まれ変わりを信じるひとが32%と少ないのに驚かされます。自分の経験では6人兄弟だったが皆それぞれに個性があり性格も考え方も違っており似た者兄弟はいなかった。そして自分が結婚し3人の子供ができたがそれぞれの誕生の瞬間の産声が違っていたことだった。そしてやはり同じ親から産まれたはずなのに個性や性格が違って育ったことだ。
これにはやはりその違いは生まれでてから急速に生ずるのではなく前世や前々生から受け継がれた本人の人格の相違によるものだと確信を持ったのです。
また私の子供の頃に。遠い親戚にあたる子供の顔が私の祖父の顔にそっくりで唇に特徴があるのがいました。そのころは生まれ変わりに関する知識がなかったので不思議なままで過ごしました。また土葬の意義を教わった通称ビリー氏は自身がこれまで誰に生まれ変わってきたかの経緯をすべて知っておられるのです。また、彼の周りの人の生まれ変わりに付いても前世は誰であったかに言及し、そして前世も兄弟であったとか、友人であったとか、夫婦であったとかを明らかにしています。
私たちの周りでも結婚相手を選ぶときに深い縁を感じたという人が多いのです。つまり「運命の赤い糸」ですね。ある芸能人は出会って30分で意気投合し結婚を決意したといいます。このことから親兄弟よりも親しみを感じる友人、知人、恋人と巡り会うことを不思議に思いませんか。それらは親や兄弟よりも出会い期間は短いのにどうしてそのような気持ちが芽生えるのか、このように縁はこの人生限りではなく前世から、そして来世までも親、兄弟、知人、友人、恋人、夫婦、親子、孫など様々なかたちで繋がっているのです。それは「気」の繋がりでもあるということに触れたいと思います。これは「ビリー」エドウアルト・アルベルト・マイヤー氏と会見しているプレヤール人の言葉ですが、親の気は死後も子孫に良い影響を及ぼすといっています。つまり彼らは土葬していますからその埋葬された骨格に強く残る気が死後もその子孫と繋がり影響を及ぼし、親が子を思う愛情が死後もその子孫と繋がるのでしょう。
ビリーの著書『昨日、今日、明日の心配に関する考察・死後の生はあるか』
のなかに「死後の存続について知っている人間は、転生について知らないか、転生に対して否定的な態度を取る人間とはまったく異なる人生観を育む。死後の存続を知る者は個人の責任と倫理に対して、また人間存在の義務と個人の進化に対して決定的な感覚を持っている。しかしまたこの人間にとって同胞やすべての被造物に共感することも義務である。だが、死後の生を意識しない人間は、自分の思考、感情および行為の一貫性についてはほとんど考えないか、たとえ考えたとしても稀である。またこのことが人間は単独の個人としても、また社会に於いても、ほぼ短期的な成果を追い求めるということの要因になっている。こうした成果は未来を志向するものではなく、そこから長期的な成果や、真に未来につながる創造的な前進という意味での進化が生じることはありえない。この事実の内にこそ人間の間に蔓延している残酷さや浅薄さのより深い理由が、そして隣人に対して率直な共感を抱くことなく、他人の上に立って、これを搾取し、虐待し、陵辱し、奴隷化し、屈服させ、さらには支配者として権力と栄光のうちに生きようとする人間の意志のより深い理由が見出される。誠実な共感、それは地球の人間の間では非常に珍しいものになった。」と述べています。懇親会でも話題になった子供達によるいじめや殺人、そして経済的な成果を追い求め消費者や国民を欺く企業や政府の態度のように今の世相に現れているように思えます。
9月18日
名古屋から加藤恵右さんが来られました。以前にもお問い合わせをいただいていまして、土葬にしたいと知人に頼んでさがして貰って土葬の会を知ったそうです。そしてお母様の余命が少ないことから「母を焼いて骨だけにしたくないので」と入会されました。
10月11日
懇親会に参加された徳原さんからメールをいただきました。
「50年ほど前、田舎では土葬がほとんどで、村の絆もあり村人が墓穴を掘り村全体で故人を見送った。その後経済が優先されたのか、村の絆も薄くなり村での葬儀は、墓穴掘り等に遠慮が出てきて、火葬が主流になり、行政も火葬を推奨してきたのが現状ではないでしょうか。土葬を実質禁止し人体を焼却ゴミ化する事は、人権を侵害しているように思える。時代も変化した昨今、葬儀も地域でなく各個で実施するとすれば、葬儀も葬儀業者に委託し、墓穴掘りも掘削機で行えば、土葬も困難な課題ではないと思える。また温暖化対策の面で、車の排気ガス規制、野焼きも禁止の時代、土葬の方が地球にやさしいと思える。土葬すれば墓地面積が増えるかもしれないが、ドイツでは、墓地は個人が20年間使用料を払い使用する方式で、その後は他人が使用するため、むやみに墓地が増える事はないようだ。日本では、地方で過疎化し、放棄農地山林も増えているようなので土地不足の心配は、ないと思える。土葬の会によりますと、日本には一部イスラム教徒のための土葬墓地が数箇所あるそうです。外国人が土葬可能で、日本人が困難とは、変な話ではないか。関係法令の改正を願う次第です。」
10月16日
神奈川県の女性でペットリー愛さんが入会されました。
11月16日
「東京の出版社、鎌倉新書の旦木と申します。
山梨の葬送文化などを調査しています。
当社の月刊誌、「仏事」に掲載する記事を作成するにあたり、山野井会長にメールにて取材させていただくことは可能でしょうか?」
これにつきましては返答をしました。掲載は来年の2月になるとのことでした。
次号の会報でお知らせできると思います。
11月13日
長野県の方から長野県で土葬のできるところはありませんかとお問い合わせをいただきました。
現在はまだ長野県には見つかっていませんのでお寺や霊園に連絡して探してみられることをお勧めしました。
後日、この方から土葬ができるらしい墓地が見つかったのですが念のため役所に土葬はできるのですね。と尋ねると土葬は許可できませんといわれたそうです。それで条例で禁止されているのですかと聞くと、禁止はされていませんが許可できない、と訳の分からない返答だったそうです、この場合はおそらく担当者の思い込みによるものと思われますが、このような担当者に当たってしまったら取り返しがつきませんね、変だなと思ったら鵜呑みにしないことです。
11月16日
椿さんから連絡がありました。彼は会員最年少の20歳の学生さんです。
この秋、イギリスへ留学していましてその際撮影した墓地の映像をいただきました。
「留学中に散歩していた道に教会があって写真を撮っておきました。」
「大学で留学するチャンスがあったので行ってみようと、仕事を始めてしまったら留学は難しいし、歳をとったらそれこそ難しいと思うので若いうちに行けるところへ行こうかなと。」
「イギリスのお墓はだいたいこの写真みたいな感じでしたよ。」
とのことでした。
これはカンタベリーの近くの墓地で、また他の墓地もこのような感じだったそうです。もちろん土葬墓地ですが日本のように込み入っておらず広々として墓石が点在していますね。
椿さん、貴重な写真をありがとうございました。
出版社の取材で年代別会員43名の内訳を聞かれましたので、皆様にも報告しますが若い会員がいることに驚いていました。
会では平均年齢は50歳台ですからまだ高齢化はありませんね。
20代 2名
30代 5名
40代 16名
50代 4名
60代 11名
70代 4名
80代 1名
今後の課題としまして以下の項目を挙げてみました。
皆様からのご意見なども参考にしたいと思いますので何かありましたらご連絡願います。
1、 購入墓地の掃除(所有者の義務)
2、 手をかけなくても済むように草木が生えないような工事
3、 お墓参りの代行
4、 棺の搬送
5、 土葬予約身分証(所持することで火葬を防止)
6、 成年後見制度(身内がいない場合)
7、 一般社団法人への移行
これらは土葬の会の組織を堅実にし発展させるためにも検討すべきですね。
最後に、皆様の健康のために参考にしていただきたい「亜鉛」に関する情報がありますので同封致します。
では来年も、どうぞよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。
山野井 英俊